- ルノルマンカードは36枚で構成される伝統的な占いカード
- 占い方は1枚引き/3枚引き/9マス/グランタブロー(36枚展開)が基本
- カードは組み合わせ(コンビネーション)で読むのが最大の特徴
- 日本語ガイド付きの「かんたんルノルマン」なら初心者でも数日で読み解ける
──伝統と直感が融合したルノルマンの占い方を、監修者がやさしく解説します。
1. ルノルマンカードとは
ルノルマンカード(Lenormand Cards)は、19世紀フランスの占い師マドモアゼル・ルノルマン女史にちなむ36枚の占いカード。タロットほど抽象的でなく、「家」「手紙」「指輪」など日常的なモチーフがそのまま絵柄になっており、初心者にも読みやすいのが特徴です。
ヨーロッパでは「占いの実用書」として親しまれ、人生のリアルな問題(仕事・恋愛・家族・お金)に具体的な答えを返してくれます。実際に手に取ってみたい方はルノルマンカードの一覧から選べます。
2. 基本の占い方(3つの方法)
① 1枚引き(デイリーカード)
朝1枚引いて「今日のテーマ」を受け取る使い方。絵柄をそのまま日常に当てはめるのがコツ。
② 3枚引き
左から「過去・現在・未来」、または「状況・行動・結果」と読みます。3枚を一つの文章として読むのがルノルマンの醍醐味。
複数枚を並べるときはタロットクロスの一覧から一枚用意しておくと展開がスムーズです。
③ 9マス(ナインスクエア)
3×3のマスに9枚を配置。中央が核となる答え、周りが影響要素。深掘りリーディングに最適。
3. スプレッド5選
| 名前 | 枚数 | 向いてる占い |
|---|---|---|
| 1枚引き | 1 | 今日のテーマ |
| 3枚引き | 3 | 直近の流れ |
| 9マス | 9 | 具体的な悩み深掘り |
| 5×5(25枚) | 25 | 中期的な人生展望 |
| グランタブロー | 36 | 人生全体・1年の俯瞰 |
4. 組み合わせ(コンビネーション)の読み方
ルノルマンの最大の特徴は「カードを単独ではなく組み合わせで読む」こと。たとえば──
- 指輪 + 手紙=婚約の知らせ/契約書類
- 家 + 心臓=家庭での愛・住みやすい家
- 船 + コイン=海外でのビジネスチャンス
- 犬 + 太陽=忠実な友からの良い知らせ
- 蛇 + 月=隠された嫉妬・夜の誘惑
2枚以上のカードを「一つの文章」として読むと、具体的なメッセージが浮かび上がります。
5. タロットとの違い
タロットのデザインも気になる方はオリジナルタロットカードのページでご覧いただけます。
| 項目 | ルノルマン | タロット |
|---|---|---|
| 枚数 | 36枚 | 78枚 |
| 絵柄 | 日常的なモチーフ | 象徴・神話的 |
| 読み方 | 組み合わせで具体的 | 単体で象徴的 |
| 向いている質問 | 具体的・実用的 | 心理・抽象的 |
6. 日常で使うコツ
- 朝の1枚引きで1日のテーマを設定
- 気になる人物を1枚引いて「今日の相手の気分」を確認
- 週始めに3枚引きで1週間の流れを予測
- 月始めに9マスでその月の課題を深掘り
- 誕生日にグランタブローで1年の流れを俯瞰
毎日触れていると、2週間でかなり読めるようになりますよ。
よくある質問(FAQ)
Q. ルノルマンとタロットどっちが当たる?
Q. ルノルマンの逆位置はある?
Q. 組み合わせを覚えるのが大変…
Q. グランタブロー36枚展開は初心者でもできる?
Q. ルノルマンとオラクル併用できる?
Q. ルノルマンを始めるのにおすすめのデッキは?
36枚の意味 早見表
ルノルマンは36枚と少ないので、まず全体をざっくり眺めておくと組み合わせ読みが一気に楽になります。キーワードはもっとも標準的な解釈です。
| No | カード | キーワード | No | カード | キーワード |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 騎手 | 知らせ・スピード | 19 | 塔 | 組織・孤独 |
| 2 | クローバー | 小さな幸運 | 20 | 庭園 | 社交・公の場 |
| 3 | 船 | 旅・遠方・貿易 | 21 | 山 | 障害・遅延 |
| 4 | 家 | 家庭・安定 | 22 | 道 | 選択・分岐 |
| 5 | 木 | 健康・成長 | 23 | ネズミ | 損失・浪費 |
| 6 | 雲 | 混乱・不透明 | 24 | ハート | 愛情 |
| 7 | 蛇 | 裏切り・回り道 | 25 | 指輪 | 約束・契約 |
| 8 | 棺 | 終わり・転換 | 26 | 本 | 秘密・学び |
| 9 | 花束 | 贈り物・喜び | 27 | 手紙 | 文書・連絡 |
| 10 | 鎌 | 突然の決断・切断 | 28 | 男性 | 相談者/相手の男性 |
| 11 | 鞭 | 衝突・繰り返し | 29 | 女性 | 相談者/相手の女性 |
| 12 | 鳥 | 会話・噂 | 30 | 百合 | 成熟・調和 |
| 13 | 子ども | 新しさ・純粋 | 31 | 太陽 | 成功・活力 |
| 14 | 狐 | 狡猾・仕事の駆け引き | 32 | 月 | 評判・感情 |
| 15 | 熊 | 力・上司・財力 | 33 | 鍵 | 解決・確実 |
| 16 | 星 | 希望・導き | 34 | 魚 | お金・商売 |
| 17 | コウノトリ | 変化・引っ越し | 35 | 錨 | 安定・定着 |
| 18 | 犬 | 忠実な友 | 36 | 十字架 | 試練・宿命 |
コンビネーションを自分で組み立てる公式
組み合わせの丸暗記は必要ありません。基本公式はひとつだけ――「1枚目が主語(テーマ)、2枚目が説明(形容詞)」です。
- 手紙 + 太陽=(主語:連絡)+(説明:良い)=うれしい知らせ
- 太陽 + 手紙=(主語:成功)+(説明:文書の)=契約や合格通知による成功
- 仕事の質問で 狐 + 鍵=駆け引きが解決の鍵になる
- 恋愛の質問で ハート + 山=愛情はあるが障害あり。時間がかかる恋
同じ2枚でも順番が変われば主語が変わるのがポイント。そして質問のジャンル(恋愛・仕事・お金)によって同じカードの顔が変わります。狐は恋愛ではライバルの狡猾さ、仕事では交渉術、と読み分けます。
9マスの読み方をもう一歩深く
9マス(3×3)は、中央だけ読んで終わりにするのはもったいないスプレッドです。行・列・対角線まで読むと、グランタブローの縮小版として機能します。
- 中央=問題の核心。まずここから
- 上の行=頭で考えていること・表面化していること
- 下の行=水面下の動き・無意識の影響
- 左の列=過去からの流れ、右の列=これからの流れ
- 対角線2本=隠れた因果関係。交差する中央に全てが集まります
この読み方に慣れると、36枚すべてを使うグランタブロー(36枚展開)にも自然に進めます。9マスはグランタブローの練習台として最適です。
人物カード(男性・女性)の使い方
ルノルマンならではの仕組みが、28番「男性」と29番「女性」の人物カードです。この2枚は意味を持つカードではなく、盤面上の「あなた」と「相手」の位置を示す駒として働きます。
- 自分を表すカード(シグニフィケーター)を決めておくと、展開の中で「自分の近くに何のカードがあるか」で状況を読めます
- 恋愛の相談なら、男性カードと女性カードの距離と向きが二人の関係の距離感そのもの。間に山(障害)があるのか、ハートや指輪があるのかで物語が変わります
- 同性のパートナーや、性別で割り当てたくない場合は、「自分=どちらか好きな方」と最初に決めてしまえば問題ありません
ルノルマンの由来 ― 名前の主は伝説の占い師
カードの名前は、18〜19世紀のパリで活躍した実在の占い師マドモアゼル・ルノルマン(マリー・アンヌ・ルノルマン)に由来します。ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌも顧客だったと伝えられる、当時のヨーロッパで最も有名な占い師です。ただし現在の36枚の形が整ったのは彼女の死後のことで、その名声にちなんで「ルノルマンカード」と名付けられました。日常のモチーフで人生の実際的な問いに答える――という彼女のスタイルは、いまのルノルマンの読み方にそのまま受け継がれています。
タロットと併用するなら
ルノルマンとタロットは競合ではなく分業です。実際の使い分けはこうなります。
- 「彼は今どういう状況?」→ ルノルマン。事実関係と状況を具体的に描写してくれます
- 「彼はどんな気持ち?」→ タロット。感情や心理の機微はタロットの領域です
- 「これからどうすべき?」→ 両方。ルノルマンで見取り図を描き、タロットで心の指針を得ると、状況と気持ちの両面から答えが出ます
タロット側の基礎を固めたい方はタロットカード初心者完全ガイドも合わせてどうぞ。




