クロミが好きな方の中には、占いの世界にも興味を持っている方が少なくありません。実際に「クロミ 占い」「クロミ 診断」といった調べ方をされる方が多く、Luna Factoryではサンリオ公式ライセンスのもとでクロミのタロットを制作しています。この記事では、タロットを始めたばかりの方がいちばん驚く「こわく見えるカード」について、絵柄の意味と実際の読み方を整理します。死神や悪魔が出ても落ち込む必要はありません。むしろ、この5枚を読めるようになると占いが一段面白くなります。
タロットに「悪いカード」は存在しない
先にいちばん大事なことをお伝えします。タロット78枚の中に、引いたら不幸になるカードはありません。78枚はひとつながりの物語として作られていて、どのカードも物語のどこかの場面を担当しています。暗い場面を担当しているカードがあるだけで、そのカードが暗さを連れてくるわけではありません。
では、なぜこわく見えるのでしょうか。理由は絵柄です。ライダーウェイト版のタロットは中世からの象徴を引き継いでいるため、骸骨、鎖、崩れる建物といった、現代の感覚では強すぎる絵が使われています。描かれた当時は、死も破壊も日常の一部でした。絵の強さと、意味の強さは別だとお考えください。
もうひとつ知っておいていただきたいのは、カードの意味は問いによって決まるということです。「今の恋はうまくいきますか」と聞いたときの死神と、「この習慣をやめるべきですか」と聞いたときの死神では、読む方向がまったく違います。カードそのものに良し悪しがあるのではなく、問いとの組み合わせで意味が決まります。
こわく見える5枚の読み替え表
初心者の方が手を止めてしまう代表的な5枚を挙げます。「誤解されやすい読み」と「実際に使える読み」を分けていますので、引いたときに見比べてみてください。
| カード | 誤解されやすい読み | 実際に使える読み |
|---|---|---|
| 13 死神 | 誰かが亡くなる、関係が終わる | 続けてきたやり方がもう機能していない。畳んだほうが先に進める |
| 15 悪魔 | 呪われる、誘惑に負ける | やめられない習慣や関係がある。鎖は自分で外せる緩さで描かれている |
| 16 塔 | 大事故、全部だめになる | 無理のある前提が一気に崩れる。崩れるのは建物であって自分ではない |
| 18 月 | だまされる、嘘をつかれる | 情報が足りず、想像が事実のように見えている。判断を少し待つ |
| 12 吊された男 | 罰を受ける、身動きがとれない | 自分から止まっている時期。見え方を変えるために逆さになっている |
死神——終わりではなく、入れ替え
13番の死神は、タロットの中で最も誤解されているカードです。実際の占いで出たときに起きるのは、たいていもっと地味なことです。使っていた道具を買い替える、連絡を取らなくなった相手のアドレスを消す、ずっと気が進まなかった役割を降りる。そういう入れ替えを示します。
読むときのコツは、「何が終わるか」より「終わったあとに何が空くか」を考えることです。終わり自体は目的ではなく、空いた場所に次が入るための前段です。
悪魔——鎖は、ゆるい
15番の悪魔の絵をよく見ると、鎖につながれた2人の首の輪は、頭が抜けるほど緩く描かれています。これは「抜けようと思えば抜けられるのに、抜けていない」という状態を示しています。
ですからこのカードが出たときに読むべきなのは、外からの災いではなく、自分が選び続けていることです。夜更かし、断れない頼まれごと、やめると言いながら続けている連絡。重たく読む必要はありません。自覚した時点で、このカードの仕事は半分終わっています。
塔——崩れるのは建物
16番の塔は、落雷で塔の上部が吹き飛ぶ絵です。急な変化を示すカードで、確かに穏やかではありません。ただし崩れているのは建物であって、人物は落下しながらも描かれ続けています。
実際の読みでは、「無理をして保っていた前提」が壊れる場面に当たります。壊れた直後は困りますが、無理が続いていたこと自体には本人も気づいていたことがほとんどです。塔が出たら、何を取り繕っていたかを書き出してみてください。
「性格診断」の代わりに使う1枚引き
自分がどういう人間かを知りたくて診断を探している方には、次のやり方をおすすめします。結果が固定される診断と違って、時期によって変わっていくのが分かるのが利点です。
- 大アルカナ22枚だけを取り出して混ぜます。小アルカナは最初は使いません。
- 「今の私を一言で表すと何か」と心の中で決めます。未来のことは聞きません。
- 1枚引いて表に返します。
- 解説書を読み、当たっていると感じた部分と、違うと感じた部分の両方をメモします。
大事なのは4番目です。違うと感じた部分を書き残しておくと、1か月後に読み返したときに自分の変化がはっきり見えます。当たったところだけ拾っていると、占いは当たるものだという確認作業になってしまい、何も残りません。
この1枚引きを週に1回、3か月ほど続けると、よく出るカードと、まったく出ないカードが分かれてきます。その偏りそのものが、どんな診断よりも具体的な自己理解になります。
逆位置は、最初は使わなくてよい
タロットには、カードが上下逆になって出たときに意味を変えて読む「逆位置」という読み方があります。始めたばかりの方からよくご質問をいただきますが、最初は使わないことをおすすめします。
理由は単純で、覚える意味が倍になるからです。78枚の正位置だけでも十分に読めますし、むしろ正位置の意味を深く知っているほうが、後から逆位置を足したときに違いが分かります。
逆位置を使わない場合は、カードを混ぜるときに向きが変わらないようにして、出たカードはすべて正位置として読みます。これはいい加減なやり方ではなく、実際にそう決めて占う人は大勢います。慣れてきて、正位置だけでは読み足りないと感じたときに取り入れてください。
ルナズ クロミ タロット
Luna Factory正規品¥5,980(税込)
サンリオ公式ライセンスのタロットです。全78枚(大アルカナ22枚+小アルカナ56枚)、約70×120mm。ライダーウェイト版に準拠しているため、この記事で取り上げた5枚もすべて収録されています。日本語解説書と専用ボックス付き。
リーディングサポートクロス ルナズクロミエディション
Luna Factory正規品¥4,980(税込)
カードを置く位置の目安が入った布です。1枚引きのときも、机に直接置くよりカードが傷みにくくなります。デッキとは別売りです。
よくあるご質問
Q. 死神や塔が出たので、占いをやり直してもよいですか
Q. 健康や寿命について占ってもよいですか
Q. こわいカードが続けて出るのはなぜですか
Q. 絵柄がかわいいデッキでも、こわいカードは入っていますか
小アルカナにも、こわく見える3枚がある
大アルカナばかりが話題になりますが、小アルカナ56枚の中にも手が止まる絵柄があります。特にソード(剣)のスートは、絵が直接的です。
| カード | 絵柄 | 実際に使える読み |
|---|---|---|
| ソードの3 | 心臓に3本の剣が刺さる | はっきり言われたことで傷ついた。ただし言われた内容自体は正確だったことが多い |
| ソードの9 | 夜、ベッドで顔を覆う人物 | 起きていない出来事を夜に考え込んでいる。実害より不安が先行している |
| ソードの10 | 倒れた人物に10本の剣 | ここで底を打った。これ以上悪くなる余地がないので、次は上がる |
ソードは思考や言葉を扱うスートです。絵が痛々しいのは、頭の中の痛みを絵にしているからで、物理的な災難を示しているわけではありません。ソードの9が出たときに「夜に考えすぎていませんか」と読めるようになると、小アルカナも怖くなくなります。
ソードの10について補足します。背景には明るくなり始めた空が描かれています。最悪の場面なのに夜明けが入っているのは、この段階が終点ではないことを示すためです。細部まで見る習慣をつけると、絵の強さに引きずられなくなります。




