「彼が何を考えているのか分からない」——連絡の頻度が落ちた、既読はつくのに返事が短い、会えばいい雰囲気なのに進展しない。相手の気持ちが見えないときほど、頭の中で同じ場面を何度も再生してしまいます。
タロットは、そういうときに状況を一度外に出して眺めるための道具になります。この記事では、彼の気持ちを占うときの質問の立て方、自分で引く手順、そして「相手の気持ち」の位置に出たカードをどう読むかをカード別にまとめました。
本音を占う質問ほど、一人で静かに引ける環境が向いています。自宅で使えるタロットカードを紹介しています。
タロットで「彼の気持ち」はどこまで分かるのか
先に、できることとできないことを分けておきます。ここを曖昧にすると、結果に振り回されます。
| タロットが示せること | 示せないこと |
|---|---|
| いまの相手の心の状態、向いている方向 | 相手が言った具体的な言葉 |
| 関係が滞っている原因の在りか | 確定した未来、日付 |
| 自分が次に取れる選択肢と、その先の傾き | 相手を思い通りに動かす方法 |
大事なのは、タロットが映すのは「いまこの瞬間の状態」だということです。相手の気持ちは動きます。一度出た結果を確定事項として抱え込むと、実際には変わっている状況を見落とします。
ケース別・質問の立て方
同じ「彼の気持ちが知りたい」でも、状況によって聞くべきことが違います。
片思い ― まだ気持ちが見えない相手
「私をどう思っていますか」と聞くと、答えが漠然としがちです。「彼から見て、私はどんな存在に映っていますか」と立てると、距離感や役割まで読めます。あわせて「いま動くのと待つのでは、どちらが流れに合っていますか」を聞いておくと、行動に落とせます。
復縁 ― もう一度やり直したい
「復縁できますか」は、はいかいいえで閉じてしまう質問です。「彼の中で、別れた理由はいまどう整理されていますか」のほうが手がかりが増えます。復縁は相手の気持ちだけでなく、別れの原因が解消されたかどうかで決まる部分が大きいためです。
音信不通 ― 連絡が途絶えた
まず確認したいのは、「連絡が来ないのは、私に対する感情の問題か、それ以外か」です。仕事や体調、家庭の事情で余裕がないだけということもあります。そのうえで「こちらから連絡するとしたら、いつ・どんな内容が向いていますか」まで聞くと、待つだけの状態から抜けられます。
けんかの後 ― 気まずくなってしまった
「彼はまだ怒っていますか」より、「彼がいま、いちばん引っかかっているのは何ですか」。怒りの有無ではなく中身が分かれば、謝る場所が定まります。的外れな謝罪はかえって溝を深めます。
自分で占う ― ワンオラクルの手順
カードが1組あれば、その場でできます。1枚引きなら初めてでも迷いません。
- 静かな場所で、机の上を片づける
- 質問を声に出して言う(頭の中だけだと、途中でぶれます)
- カードを裏返しのまま混ぜ、気になったところで止める
- 1枚引いて表に返す
- 絵を先に見る。人物の表情、向き、色、目に留まった小物
- そのあとで意味を確認する
順番が大事です。意味を先に調べると、絵から受け取る感覚が消えます。最初に心が動いた場所が、いちばん自分に必要な情報であることが多い。
「相手の気持ち」に出たカード別の読み方
大アルカナ22枚を、「相手の気持ち」のポジションに出た場合に絞って読み解きます。一般的なカードの意味とは少しずれるので、この位置専用の目安として使ってください。
| カード | 正位置での気持ち | 逆位置の傾き |
|---|---|---|
| 0 愚者 | 深く考えていない。自由でいたい気持ちが勝っている | 無責任さ、向き合う気がない |
| I 魔術師 | 働きかけたい意思がある。始めるつもりでいる | 口先だけ、駆け引きの気配 |
| II 女教皇 | 静かに見ている。まだ心を開いていない | 冷たさ、拒絶に近い距離感 |
| III 女帝 | 大切にしたい、包みたいという愛情 | 甘やかし、依存的な好意 |
| IV 皇帝 | 責任を持って関わる気がある。真剣 | 支配したい、思い通りにしたい |
| V 法王 | 誠実に、正式な形で進めたい | 建前だけ、世間体を気にしている |
| VI 恋人 | 純粋に好き。一緒にいたい | 迷い、他にも選択肢がある |
| VII 戦車 | 会いたい、進めたいという勢い | 空回り、焦りだけが先行 |
| VIII 力 | 受け止めようとしている。優しい忍耐 | 自分を保てず消耗している |
| IX 隠者 | 一人で考えたい時期。距離を置きたい | 閉じこもり、連絡を絶ちたい |
| X 運命の輪 | 流れに任せたい。タイミング待ち | 気持ちが変わりつつある |
| XI 正義 | 冷静に判断している。公平に見ている | 厳しい審判、割り切ろうとしている |
| XII 吊るされた男 | 動けずにいる。事情があって進めない | 我慢の限界、宙ぶらりん |
| XIII 死神 | 区切りをつけようとしている | 終わらせきれず引きずっている |
| XIV 節制 | 穏やかに続けたい。無理をしたくない | 距離感が掴めず戸惑っている |
| XV 悪魔 | 強く惹かれている。ただし執着に近い | 断ち切りたい、依存を自覚している |
| XVI 塔 | 衝撃を受けている。感情が壊れた状態 | 崩れる寸前、限界が近い |
| XVII 星 | 希望を持っている。理想を重ねている | 期待が薄れつつある |
| XVIII 月 | はっきりしない。本人も分かっていない | 不安、疑い、隠し事 |
| XIX 太陽 | 素直に好き。一緒にいて楽しい | 無邪気さゆえの鈍感さ |
| XX 審判 | やり直したい気持ちがある | 決断できず先延ばし |
| XXI 世界 | 満たされている。完成された関係と見ている | 現状維持でいい、変える気がない |
小アルカナが出たときは、スートで大枠を掴む
小アルカナ56枚を覚える必要はありません。まず4つのスートのどれかを見れば、気持ちの質が分かります。
| スート | 示すもの | 「相手の気持ち」に出たとき |
|---|---|---|
| ワンド | 熱・行動 | 会いたい、動きたいという気持ちが強い。感情の温度は高い |
| カップ | 感情・愛情 | 気持ちそのものを表す。好意や情が動いている状態 |
| ソード | 思考・言葉 | 考えている、迷っている。感情より頭が働いている |
| ペンタクル | 現実・安定 | 現実的に考えている。生活や将来と結びつけて見ている |
たとえばソードばかり出るなら、相手は感情ではなく頭で考えている段階です。気持ちが冷たいのではなく、まだ結論を出せていない。この違いが分かるだけで、待つべきか動くべきかの判断が変わります。
逆位置をどう扱うか
逆位置イコール悪い意味、ではありません。正位置の意味が弱まっている・内側を向いている・過剰になっている——このいずれかの傾きと考えると読みやすくなります。
たとえば太陽の逆位置は「嫌われた」ではなく、素直さが空回りしている状態。悪魔の逆位置は「気持ちが消えた」ではなく、執着を自覚して断ち切ろうとしている状態です。方向が変わっただけで、力が消えたわけではないと捉えてください。
慣れないうちは、逆位置を使わずすべて正位置で読む方法もあります。実際そうしている占い師もいます。
引き直したくなったときに
望まない結果が出ると、もう一度引きたくなります。これは誰にでも起こります。ただ、状況が変わっていないのに繰り返すと、結果同士が矛盾して余計に混乱します。
ルールを決めておくのが有効です。「同じ質問は一日一回まで」「相手から連絡が来たら引き直していい」など、自分で線を引く。線があるだけで、カードに振り回される時間が減ります。
それでも手が止まらないときは、たぶん占いが必要なのではなく、誰かに聞いてほしい段階です。そこまで来たら人に話したほうが早い。
「よく分からない」と感じる結果が出たときの意味
引いたカードを読んでも、自分の状況に結びつかないことがあります。そういうときは、当たっていないと決める前に、問いを見直してください。
多いのは、問いが二つ以上混ざっている場合です。「彼は私をどう思っていて、これからどうなりますか」は、気持ちと見通しという別のものを一枚に載せています。分けて引き直すと、それぞれがはっきりします。
もう一つは、聞きたいことと本当に気になっていることがずれている場合です。「彼の気持ち」を聞いているつもりで、実際には「自分がこの関係を続けていいのか」を迷っていることがあります。カードが噛み合わないときは、後者を占ってみてください。そちらのほうが、読んですぐ分かることが多いです。
占いを行動につなげる
結果を見て終わりにすると、翌日には元の堂々巡りに戻ります。読み終えたら、「では今週、何をするか」を一つだけ決めてください。連絡してみる、あえて数日空ける、会う約束を取り付ける——粒度は小さくて構いません。
タロットは、決断を肩代わりしてくれません。ただ、迷いの中にある選択肢を並べて見せてくれます。選ぶのは自分です。
音信不通のとき、占う前に確認しておくこと
連絡が途絶えている状態で占うとき、多くの人が「返信はいつ来ますか」と聞きます。ただ、これは占いにとって答えにくい問いです。相手が返信するかどうかは相手の行動であり、カードが示すのはいまの関係がどういう状態にあるかだからです。
占う前に、事実だけを整理してください。最後のやりとりはいつか。どちらから途切れたか。その直前に何を話していたか。この3つがはっきりしていると、「なぜ止まったのか」を占えます。原因が見えれば、こちらから動くべきか、待つべきかも判断できます。
ブロックや着信拒否が確認できている場合は、占いの前に扱いが変わります。相手が意思をもって遮断している以上、関係を戻すかどうかより、「自分がこの状態をどう終わらせるか」を占ったほうが前に進みます。
復縁を占うときに、よく間違える問いの立て方
復縁の相談でいちばん多い問いは「よりを戻せますか」です。これは答えがはい・いいえの二択になるため、返ってくる情報がほとんど増えません。
同じことを聞くなら、時期を区切ってください。「これから3か月のあいだ、二人の関係はどう動きますか」と聞けば、流れとして読めます。動きがないという結果が出た場合も、「いま何が止めているのか」に続けられます。
もう一つ、別れた理由をこちらが把握していないまま占うと、読みが浅くなります。思い当たる理由がないときは、「相手から見て、別れの決め手は何だったのか」を先に占ってください。ここが分からないまま関係を戻しても、同じところで止まります。
それでも整理がつかないときは
自分で引くと、どうしても期待と不安が読みに混ざります。望む答えが出るまで引き直してしまうのも、よくある形です。ぐるぐるしている自覚がある段階なら、第三者に読んでもらったほうが早く抜けられます。
東京で対面のタロットなら、占い館ルナタロがあります。個室での鑑定で、水道橋・高田馬場・新宿大久保の3店舗、営業は12:00〜21:00です。恋愛の相談がいちばん多く寄せられる店です。
| 鑑定時間 | 料金(税込) |
|---|---|
| 20分まずはお試し | 3,300円 |
| 30分一番人気 | 4,800円 |
| 40分 | 6,200円 |
| 50分 | 7,500円 |
| 60分じっくり鑑定 | 8,700円 |
※すべて税込。最新の料金は公式の料金案内でご確認ください。
相談したいことが一つなら20〜30分で足ります。片思いと仕事の悩みが絡んでいるなど複数にまたがる場合は、40分以上取ったほうが途中で切れずに済みます。
よくある質問
Q. 同じことを何度も占ってしまいます。
Q. 悪いカードが出ました。もう脈なしですか?
Q. 逆位置は必ず悪い意味ですか?
Q. 相手の生年月日が分からなくても占えますか?
Q. 自分で引くのとプロに見てもらうのは何が違いますか?
Q. 音信不通の相手を占うのは未練がましいでしょうか?
Q. 結果を相手に伝えてもいいですか?
まとめ
彼の気持ちを占うときのポイントは3つです。はい・いいえで閉じない質問を立てること、出たカードを「いまの状態」として読むこと、そして読み終えたら一つだけ行動を決めること。
相手の気持ちは動きます。だからこそ、確定した答えを求めるより、いまの流れを掴んで自分の動きを決めるほうが役に立ちます。カードは、そのための材料を並べてくれる道具です。




