- グランタブローはルノルマン36枚すべてを使う最上級スプレッド
- 並べ方は「8×4 + 4」形式(一般的)
- キーカード(自分・相手・家など)を中心に距離と方向で読む
- 初心者は3枚引きや9マスに慣れてから挑戦するのが安全です
──36枚展開の並べ方・読み方・キーカードの探し方を完全解説します。
1. グランタブローとは
グランタブロー(Grand Tableau)は、ルノルマンカード36枚すべてを使う最大規模のスプレッド。フランス語で「大いなる絵画」を意味し、人生全体・1年の俯瞰・複雑な状況の解読に使われます。
枚数が多い分、リーディングには30分〜1時間かかりますが、細部まで具体的な答えが得られるのが最大の魅力。
2. 36枚の並べ方(8×4+4形式)
もっとも一般的な「8×4 + 4」形式の並べ方:
- 36枚をシャッフル
- 上から順に左→右に1段目8枚を並べる
- 2段目・3段目・4段目も同様に8枚ずつ
- 残った4枚を最下段に並べる(または2枚×2列)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 |
| 33 | 34 | 35 | 36 | (空欄) | |||
※「9×4」形式や「ハウス」形式など、流派により並べ方は複数あります。
3. 基本の読み方ステップ
STEP 1: キーカードを見つける
占う対象を表すキーカードを探します:
- 女性自身 → 29.女性
- 男性自身 → 28.男性
- 家庭のこと → 4.家
- 仕事 → 15.熊(経済)/27.手紙(通信)
- 恋愛 → 24.心臓/25.指輪
STEP 2: キーカード周辺を読む
キーカードの上下左右4枚がそのテーマの中心メッセージ。前後(左右)が時系列、上下が深層と表層を表します。
STEP 3: 距離で関係性を読む
キーカードから近いほど影響大、遠いほど影響小。同じ列・同じ行のカードも関連あり。
STEP 4: コンビネーションで深掘り
隣り合うカード同士を「文章として」読むのがルノルマンの真髄。例:指輪+手紙=婚約の知らせ。
4. 重要カードの位置と意味
位置による意味
- 左側:過去・既に起きたこと
- 中央:現在・進行中
- 右側:未来・これから起きること
- 上段:意識・顕在化
- 下段:無意識・潜在的
- 四隅:始まりと終わり
特別な配置パターン
- 女性カードと男性カードが隣接:パートナーシップが近い
- 女性カードが端:孤立・自立の時期
- 家カード周辺に幸運カード:家庭運上昇
- 蛇カード周辺に注目:トラブル発生の予兆
5. 読み方テクニック5選
① ナイトメソッド
キーカードの斜め4枚も読む方法。チェスのナイトのように動かして関係性を見ます。
② ミラーリング
キーカードを挟む左右のカードが鏡のように影響を与えると解釈。
③ コーナー読み
四隅のカードは始まりと終わりを象徴。占い全体のテーマを示します。
④ チェイン(連鎖)読み
同じテーマのカードを線で繋いで関連を読み解きます。
⑤ ハウス対応読み
36枚それぞれに家(ハウス)を対応させ、置かれた位置とカードの組み合わせで読みます(上級)。
3〜5回練習すると「自然に物語が浮かぶ」瞬間が訪れます。焦らず楽しんで!
よくある質問(FAQ)
Q. グランタブローは何枚目の流派が正解?
Q. 1回のリーディングに何分かかる?
Q. 占う質問は何でもいい?
Q. 読みきれず途中で疲れたら?
Q. グランタブローと9マスの違いは?
Q. 初心者でもいきなり挑戦していい?
ハウス法 ― グランタブローを2倍深く読む
36枚すべてを並べるグランタブローには、1枚ずつの意味に加えて「置かれた場所」にも36通りの意味があるという独自ルールがあります。これがハウス法(ダブルミーニング)です。
並べた1番目の位置は「騎手のハウス=知らせの場所」、2番目は「クローバーのハウス=幸運の場所」……というように、36の位置がそれぞれ36枚のカードと同じ意味を持ちます。たとえば「手紙」のカードが「ハートのハウス(24番目の位置)」に落ちたら、「愛の便り=恋文・愛情のこもった連絡」と読みが一段深くなります。
- まず普通に読み、気になるカードだけハウスを確認する――最初はこれで十分です
- 「人物カードが何のハウスにいるか」は特に情報量が多いポイント。自分が「山のハウス」にいれば、今は障害の真っ只中にいると分かります
騎士打ちとミラーリング ― 中級テクニック
騎士打ち(ナイティング)
チェスのナイトの動き(縦2横1/縦1横2)で届く位置のカードどうしを関連づける読み方です。隣接していないのに影響し合っている「隠れた関係」を掘り起こせます。人物カードから騎士打ちで届く範囲を見ると、本人がまだ気づいていない影響要因が見つかります。
ミラーリング
盤面の左右対称・上下対称の位置にあるカードを鏡として読み合わせる技法です。たとえば左上の角と右上の角。対称位置に「太陽」と「雲」があれば、「表の成功と裏の不安が同居している」という立体的な読みができます。
実例 ― 恋愛の質問での読み手順
「彼との関係はこれからどうなる?」という質問での、実際の手順を通しで見てみます。
- 手順1――男性カード・女性カードの位置を探す。二人の距離が近いほど、心の距離も近い状態です
- 手順2――2枚の「間」にあるカードを読む。ここが二人の間に横たわるテーマ。山なら障害、鍵なら解決、蛇なら第三者の影です
- 手順3――女性カード(自分)の周囲8枚を読む。今の自分を取り巻く状況です
- 手順4――ハート・指輪・十字架など恋愛のキーカードの位置と、人物との距離を確認
- 手順5――自分のカードの「向き」の先を読む。視線の先にあるカードが、自分が向かっている未来です
36枚を一度に読もうとせず、「人物→間→周囲→キーカード」の順に絞って読むのが、挫折しない最大のコツです。カード1枚ずつの意味に不安がある方は、まずルノルマンカードの占い方完全ガイドで36枚の基礎とコンビネーションを固めてから戻ってくると、盤面が一気に読めるようになります。
始める前の準備で9割決まる
- 広い場所を確保する――36枚は思った以上に場所を取ります。テーブルなら80cm四方、床に布を敷くのも定番です
- 質問はひとつに絞る――グランタブローは全体を俯瞰する展開ですが、「今年の恋愛」「転職すべきか」など軸をひとつ決めてから並べると、読みの焦点が定まります
- 写真を撮る――並べ終えたらまず撮影。あとから「あのカードどこだったっけ」と崩してしまう事故を防げますし、数ヶ月後に読み返すと答え合わせができます
- 時間を確保する――慣れないうちは1時間見ておくと焦らず読めます
挫折しやすいポイントと対策
- 「全部読もうとして力尽きる」――36枚を均等に読む必要はありません。人物カードの周辺と質問に関わるキーカードだけで、答えの8割は出ます
- 「悪いカードが目に入って怖くなる」――36枚並べれば、鎌も棺も十字架も必ずどこかにあります。大事なのは存在ではなく位置。人物から遠ければ影響は小さい、が大原則です
- 「読みが物語にならない」――1枚ずつの意味を拾うのではなく、「誰が・どこで・何に囲まれているか」を先に言葉にすると、自然と物語になります




